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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

日本通のフランス語教師


ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、フランス人男性が宿泊されました!


いかにもバックパッカーらしく、とても大きなバックパックを背負ってやってきたこの男性は、しかし、日本に住んで11ヶ月とのこと。ワーキングホリデーで日本に来ていて、あと一ヶ月でワーキングホリデーを終えるので、最後の一ヶ月、日本国内を旅しているとのことでした。


チェックイン・フォームに記入してもらった職業欄を見ると、'French Teacher' とあります。

「フランス語を教えているの?」と投げかけると、もともとフランス語の先生だったわけではなく、ワーキングホリデーでの滞在期間中に日本でフランス語を教え始めたそうです。

なので、語学の教え方を誰かに習ったわけでもなく、ネット上で知識を集めて、独自のやり方でレッスンをしていったそうです。

中でも「子供のレッスンを担当するのは大変だった。」と彼。子供にモノを教えるのが大変である上に、彼が担当した子供は自分の意思で受講していたのではなく、親の意向だったので、子供自身のモチベーションが低かったのもやりにくかった要因だったと言います。


私も英語を教えていることを話し、私が座っていたテーブルにちょうど置いたままになっていた 'Grammar in Use' というテキストと「小学校の英会話」というテキストを見せて、大人の受講生のレッスンと子供の受講生のレッスンとのレッスン内容の違いを端的に示しました。


それから日本のマンガやアニメ、映画、音楽などいろいろな分野の話になり、彼は数年前から日本語を勉強してきたこと、そして、日本には今までも何回か来たことがあったということを知りました。

日本のマンガやアニメが好きで日本にやって来たという外国人は多く見受けますが、彼は「ワンピース」や「ポケモン」から、「ビーバップハイスクール」や「ろくでなしブルース」など海外でも知られているのが意外なものまで好きだそうです。かなり最近の「ブルージャイアント」や、逆に古典的な手塚治虫も。

日本の映画では、昔のチャンバラものから最近のものまで観ていて、好きな監督は黒沢清とのこと。フランスの映画祭か何かのイベントで同氏に会ったこともあるそうです!


今回のワーキングホリデーでは東京のシェアハウスに住んでいたそうですが、今までに広島や九州、東海や北陸にも訪れたことがあるそうで、屋久島を訪れたときにそこのゲストハウスに滞在していた数日間、停電したのが神秘的だったとか、鹿児島で砂風呂を体験したとか。

ゲストハウス庵の二階客室からラウンジに下りてきたイスラエル出身の宿泊ゲストさんが金沢から東京までの道中でオススメのスポットはあるかと聞くと、日本の旅の先輩としていろいろアドバイスしてくれていました。


残り一か月の日本の滞在を名残惜しむように日本国内を旅してまわっている彼。

「また必ず日本に来る。」と、チェックアウトのときに言っていたので、

「じゃあその時は、また会おう!」と私が言うと、

「ああ。必ず。」と彼が答えました。





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