以前、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に宿泊された、鹿児島県在住のアメリカ人男性から久しぶりに連絡がありました!
去年の秋に当館に宿泊された方で、その後もインスタグラムでつながっていて、今年の正月には私が台湾を訪れたときに彼も台湾を旅行していたのをインスタグラムで知り、台北で再会したのでした。
去年の秋に関西に来たのが彼の日本での初めての旅行だったそうで、その夜は滋賀県比叡山の「延暦寺に行ってきた」と言い、近くに安く泊まれるところが見つからなかったのと、「土地勘がなくて距離感が分からなかった」ので遠路はるばる大阪府藤井寺の当館まで来たとのことでした。
しかし、当館に一泊した翌朝は藤井寺市土師ノ里あたりの秋祭りに遭遇し、地元の人たちとも交流できたそうで、とても喜んでいました。元来、彼は観光地よりも土着なものに触れたいというタイプだそうで、偶然投宿先に選んだ藤井寺も彼にとっては良かったようです。
鹿児島ではいわゆるALTとして、小学校や中学校の英語の先生をしているので、学校が祝日や長期休暇のときは彼も休みで、去年の関西旅行を皮切りに、これまで日本各地を旅行してきたようです。
今年の夏休みには青森を訪れたとのことで、鹿児島から大阪伊丹空港、伊丹空港から青森と飛行機を乗り継いで移動したそうです。その旅行の青森からの帰り、伊丹空港で長めの待ち時間があるのでその間に大阪市内に繰り出そうということで、今回、私に連絡をくれたのでした!!🤗
午前11時には伊丹空港に到着し、乗り継ぎの便は夕方とのことでしたが、その日は月曜日で、彼は夏休み真っ只中でしたが私は仕事真っ只中で、午前10時、11時と英会話レッスンがあり、午後3時には宿泊ゲストさんのチェックインの予約もありました。なので、私が大阪市内で彼と過ごせるのは12時から約1時間半といったところでした。
そこで、事前に、彼が以前、関西に来た時に、大阪市内でどこか観光に行ったかを尋ねたところ、道頓堀と大阪城に行ったことがあるとの返答でした。
そこで、私は、天王寺・通天閣あたりを案内しようと思いつきました。✨
藤井寺から近鉄で大阪市内入りするときに到着する先は阿部野橋・天王寺です。また、伊丹空港から阿部野橋まで直通のシャトルバスもあります。👌
私はインスタグラムで彼にメッセージを送り、阿部野橋駅で会おうと伝えました。また、シャトルバスの時刻表のウェブページも添付して送りました。
私のイメージとしては、新世界で串カツランチして、その後は通天閣や天王寺動物園があるよ、と紹介して観光を促す感じで、自分は藤井寺に戻るかな、というものでした。
彼は阿部野に直通で来ることに同意してくれ、しかも、10時過ぎには伊丹空港に着いたというので、「シャトルバスで阿部野橋駅に着いたら、そのバス停がある建物の最上階まで行ってみたらいいよ。日本で二番目に高いビルだよ。」と(英語で)送りました。
彼は 'Sounds good!' と返してきました。
これで、私が午前中に英会話レッスンをしている間に彼は去年まで日本で一番高かったあべのハルカスを堪能し、午後に落ち合って新世界へ行ってランチし、その周辺も見どころあるよ~、と案内できる、という手筈が整いました。👌
そして、レッスンを終え、近鉄電車で藤井寺から近鉄阿部野橋駅へと移動し、「着いたよ!1階で会おう!」と送りました。
すると、彼は 'I'm at the tower right now.' と返してきます。
「タワー!?」
さらに、「そこまで戻ろうか?」と彼が送ってきましたが、
「TOWERってのは、通天閣のこと? それなら、近場でオススメしようと思っていた別の場所のうちの一つだよ。」と私が送り返すと、なんと彼は、
「このタワーが日本で二番目に高い建物かと思ってたよ😂😂😂。Sorry!」とのことでした!!
注:現在、通天閣は日本のタワーの中で17番目の高さだそうです。😇
それから、新世界で再会し、串カツを堪能しながら青森のねぶた祭りの話、彼の英語教師としての話、今後の展望についてなど話してくれました。去年の秋、まだ日本に来て間がなかったときと違い、彼が英語でいろいろ話す中にもところどころ日本語の単語を交えたりしていて、日本や日本語に慣れてきたのが感じられました。
また、串カツのエビの尻尾を箸で掴み、「これが食べられるって、前は知らなかったぜ。」と言い、それを頬張りました。🤗
青森では、家族連れの近くに座っていたら子供に指さされたので彼をその子供に指を差し返したところからその家族のみんなと会話が始まったとか、メタル音楽が好きなハードな彼が最近は学校で幼い子供たちを見るうちに「子供が欲しい」と思う自分に気づいてハッとしたとか…。🤗
新世界の雑踏は、彼の好みには合わなかったようで、ハッキリと「ここ、イヤだ。」と言っていました。ランチを終えてから一緒に天王寺駅まで歩き、そこから私は藤井寺へ、彼は四天王寺へ行きました。
これまでに10を超える数の都道府県を訪れたそうです。来年には大学院に進むべく、アメリカに帰国するつもりだそうですが、それまでにもっと旅をすることでしょう…。
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