南アフリカ共和国生まれのカナダ人
- GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA
- 2月28日
- 読了時間: 4分
ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、カナダ人男性が宿泊されました!
笑顔の素敵なバンクーバー出身のこの男性は、バンクーバーで知り合った日本人の友達に会いに来たとのこと。
日本では、大阪、京都、奈良を観光してまわった後に、ゲストハウス庵に一週間近く滞在されました。
すでに観光名所は見て回ったけど、まだ友達と会う予定があるのと、旅先にいるにもかかわらず、帰国後は起業を考えていて、そのプランニングに時間を費やすとのことで、当館滞在中はあまり外出することなく、二階客室にこもって何かに取り組んでいたり、一階ラウンジで自炊をしたりの日々でした。
かといって、これで彼の旅が終わりなのかというとそうではなく、関西を出たあとは広島に数泊し、その後は沖縄へ。さらにその後はなんと、南アフリカ共和国へ行くというのです。
なぜ、南アフリカ共和国なのかというと、実はそこが彼と彼の家族の出身地だそうで、このたび久しぶりに南アフリカ共和国に住んでいる親戚に会える、と喜んでいました。
「南アフリカ共和国って、とっても危険なんだろう?」と私が聞きました。
「高速道路の真ん中の車線を走っていて、その両隣にやってきたクルマ同士が撃ち合いを始めたっていう話を聞いたことがあるよ?」と続けると、
「ああ、そんな感じだ。😆」と彼。
「でも、まるで映画のように、結果オーライになるんだよ。」と、自分でも説明できない不思議なことを説明するように、笑顔で彼独自の南アフリカ共和国の印象を話してくれました。あまり説得力がありませんが、南アフリカ共和国出身の彼が言うのだからそうなのかもしれません…。☕
ところで、彼はスマートフォンを持っていませんでした。
彼が持っていたのは、スマートフォンのようなガラケーのような携帯電話で、スクリーンの面とボタンの面が分かれていて、でもスクリーンはタッチパネルでした。
はじめのうちは不思議に思いながらも特に気に留めていませんでしたが、数日間にわたって彼と他愛もない話から深い話までいろいろ対話した中で、彼の方からこの話もしてくれました。
なんでも、彼も以前はスマートフォンを持っていたそうですが、スマートフォン中毒になったそうです。この話は、カナダで若者がネット中毒になり、ひと時もネットから離れられない人が増えていて、それが社会問題になっているという話からの流れでした。
奇しくも、去る2024年11月に、世界で初めて、オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁止する法案が可決されましたね。これは世界全体の問題なのかも知れません。
彼は、この中毒を打破するために、一時期、スマートフォンからガラケーに替えたそうで、その後、スマートフォンとガラケーの半々のような携帯電話に替えたとのことでした。
そうやって、携帯電話を替えてみたり、旅に出たり、起業を計画していたりと、いろいろと行動を起こすタイプのようで、一方、彼は彼自身以上に彼の弟のことを案じていました。
弟くんは、彼以上にネットやデジタルにはまっていて、まさにα世代だそう。
彼から教わりましたが、いわゆるZ世代の次の世代をα世代と呼ぶそうです。
ネットやビデオゲームにばかり没頭していた弟くんが、ある日、ギターを始め、「いい趣味を見つけたな」と彼は思ったそうですが、しばらくして「ギターやめた。」と弟くん。
なぜかと尋ねると、「いくら練習しても自分が好きなジミー・ペイジみたいにうまくはならないことが分かったから。」という、残念な結論だったそうです…。😖
以前、当館に宿泊されたフランス語圏のカナダ人女性も言っていましたが、この彼も、「今のカナダはヤバい」と言っていました。彼曰く、「カナダではマリファナもコカインもヘロインも合法で、いかにもヤバそうな奴らが街なかをフラフラしてるんだよ。」とのこと。
そんなカナダを出たいという思いから旅に出て、彼が最初に行ったのは日本でも南アフリカ共和国でもなく、モーリシャス。そこのリラックスした雰囲気が気に入り、半年近く滞在したそうです。
モーリシャス、日本、南アフリカ共和国、と旅した後でカナダに戻る彼は、その後、どう感じ、どう行動するのでしょうか。
起業、その他、彼に good luck!
彼の弟くんの心の在り方にも good luck!

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