ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、大分県別府市の女性が宿泊されました!
この春から大阪芸術大学に通う、新・大学生です!
ミュージカルが好きで、演劇を学ぶために大阪芸術大学に入学したそうです。
ミュージカルに目覚めたきっかけとなったのは、黒澤明監督の映画「生きる」をミュージカル化した、ミュージカル「生きる」だったそうです。
ミュージカル映画では、「ウェストサイド物語」、「ラ・ラ・ランド」などについて話しました。中でも、1960年の「ウェストサイド物語」と2021年の「ウェストサイド・ストーリー」の違いについて語ってくれました。どちらも原題で覚えていた私は、邦題が新旧で違うことを知りませんでした。
当館に滞在中のある日、「トマトジュースを作ります!」とその女性。
ほ、ほう…。
小さめのトマト数個を、切り刻みもしないで鍋で煮込み始めました。
「切らないんですか?」と私が聞くと、
「『作り方』には『切る』って書いてあるんですけど、切らないでやってみることにしました!」とのこと。✊
しばらくして完成したようで、グラスに入れたトマトジュースを私にもおすそ分けしてくれました。
それはとても酸っぱく、ジュースというよりもトマトピューレといった食感で、イタリア料理の前菜か何かのようでした。🤗
そういったひと時に何気ないことをいろいろお話ししてくれて、
「梅田で三回、人に道を聞きました。」とか、
「フラッと歩いてたどり着いた美術館に入ったらモネ展やってたので観てきました。」とか、どこかしら面白い女性です。🤗 フラッと歩いて中之島美術館にたどり着いたようです。
また、あるとき、表情がやや険しいのでどうしたのかと思ったら、
「魚の骨が刺さったの、取り方わかりますか?」とのことでした。🤣
またあるとき、「トライアルで○○を買ったんですよ~。」と、地元での出来事を話してくれました。
トライアル!!
その懐かしい響きに私は微笑みました。
トライアルといえば、九州で見かけるなんでも安いお店で、私は災害ボランティアで福岡、大分、熊本に行ったときに作業用手袋やおにぎりを買ったお店として覚えています。
私の反応に対してこの女性は、逆にトライアルが九州のお店であることに驚いていました。
チェックアウトの日には、別府からクルマでご両親と妹さんが、大学の近くのアパートへの引っ越しの手伝いに来られました。
別府市からは、フェリー「さんふらわあ」が大阪南港まで運行しているので、それに乗って寝て起きたら大阪に着くそうです。
ご両親に頼んでおいたのか、ご家族が当館に到着してチェックアウトするタイミングで、私に大分のお土産をくださいました。大きな紙袋に入ってあったのは、豊後きのこカレー、南蛮菓ざびえる、別府のしょうゆカトレア、大分の郷土料理やせうま。どれも興味深く、ありがたいものでした。🥺
聖フランシスコ・ザビエルは大分に滞在していたそうですね!
大阪府堺市に来たことがあるのは知っていましたが、大分と堺とでこんな共通点があるとは。しかも、堺のザビエル公園には、3,4年前に私が行ったときには無かった、ベンチに坐するザビエル像が去年できたらしいことをネット検索で知りました。
荷物とご家族を乗せたクルマが走り始め、お見送りをする私と、もう一人のゲストさん。
ふとナンバープレートを見ると、四桁の数字の横のひらがなが「ゆ」でした。
さすが、温泉県・大分!
そう思い、運転席のお父様に「『ゆ』なのは、大分だからですか?」と聞いてみると、
「たまたまです。😉」との返答が。☕
この女性は、今までも地元で劇に参加していて、また、今年に入って、東京の劇団に所属したとのこと。大阪芸術大学に通いながら、この5月にも大阪府内でその劇団の劇に出演するそうです。
もともと、大きい劇団よりも小さな劇団の方が好きだそうで、「一生ずっとバイトしながらの生活になるかもです~!」と、将来を見据えたことを言います。
または、近いうちにブレイクするかも知れませんね!!👏
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