今日、2024年6月28日はイランの大統領選挙の日ですね。
先月、ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、ニュージーランド在住の男性が宿泊されました!
ニュージーランドにお住まいのこの男性、元々はイランのご出身で、日本を東京から少しずつ西へと旅しているとのこと。
ニュージーランドに住んで5年だそうで、英語もとても上手でした。
イランの国土は日本より広く、乾燥したところばかりではなく、雪が降る地域もあるとか、イランではとあるテレビ番組の影響で東京よりも北海道の方が広く知れ渡っているとか、面白い話を聞かせてくれました。
また、日本に来る前に観た映画「パーフェクト・デイズ」に東京や日本のイメージが膨らんだ、と話してくれました。この映画は、公開当時に私も観たいと思っていたもので、主演の役所広司さんがしがない清掃員の役で、でも毎日しあわせに生きているというものらしいですね。監督はドイツ人ヴィム・ヴェンダース。ルー・リードの'Perfect Day' など、サウンドトラックがどれも良さそうな映画でもありましたが、結局わたしは劇場に観に行く機会がありませんでした。
イランの彼は、去る今年の5月にヘリコプター墜落事故死したイラン大統領のことについても彼の意見や庶民の気持ちを話してくれました。
日本での旅はとても楽しんでいるようで、特に温泉や銭湯がお気に入り。
「日本の人は銭湯には毎日入るのか?」とか、
「銭湯に入った日は、そのあと、また家でシャワーも浴びるのか?」などと質問もしてくれました。🤗
当館に宿泊されたのは、京都・大阪を巡ったあと、和歌山の熊野古道を訪れるためとのことで、熊野古道の道中にある特定の町まで電車・バス、そして安宿があるかなどと聞かれました。
熊野古道を散策した後は、大阪南港から四国入りして、四国を巡った後は広島を目指すとのことでした。そこで私がもともと広島出身であることを告げると、彼は
「なぜアメリカはもっと大きい都市でなく広島に原爆を落としたんだ?」
「なぜアメリカは広島に原爆を落としたすぐ後に長崎にも落としたんだ?」と質問してくれました…。
「だから俺はスターバックスを利用しないんだよ。」と彼。☕
つまり、アメリカ発のお店を利用しない主義ということのようです。🍵
ある程度話し込んだあと、 「今日、ほかにも宿泊ゲストがいる?」と聞くので、
「スターバックスの国のゲストの予約が入ってるよ。」と返しました。😉
すると、彼は
「それなら、この(原爆についての)会話が今終わっててよかったな!」と返してきました。😎
しばらくして、スターバックスの国の若者がチェックインし、イランの彼と同じ部屋へとご案内しました。
その彼も日本を東から西へと旅してきたとのことで、二人の間で情報交換したりと会話が弾んだ様子で、その後、夕食も一緒に食べに行っていました。私がお勧めした、当館から徒歩3分のところにある串カツ屋さん【えびす亭】の串カツを堪能されました。👌
チェックアウトから数日後、突然、彼からSNSを通してメッセージが届きました。
「広島の平和公園に行ってよかった。これから宮島に行こうと思う。」とのことでした。🤗

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