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コスモス畑で携帯電話を探す

執筆者の写真: GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKAGUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA


とある金曜日の午後、ゲストハウス庵 のインターフォンが鳴りました。

毎週金曜日にゲストハウス庵の英会話レッスンを受講されている近所の女性が到着されました。

いつものように玄関ドアを開けて 'Hi, ○○さん!'と挨拶すると、

'Hi.' との返事のあと、'A present for you!' と、二輪のお花を下さいました!

薄い色と濃い色、ピンク色と紫色のコスモスです。

それがすでにペットボトルに入っていて、しかも水も入っています。

この方は普段、当館まで自転車で来られるのに花と水が入ったペットボトルをどうやって持って来てくださったのでしょうか。


また、当館から最寄りのコスモス畑は古市古墳群の一つである津堂城山古墳の敷地内にありましたが、去る10月下旬に摘み取りイベントがあり、その後はコスモス畑だった所には何もなくなっています。イベントに参加した人が、摘み取ったコスモスを持ち帰りできるというものなのですが、そこにあったコスモスが全部持ち帰られたのでしょうか、根こそぎ無くなっています。☕

また、藤井寺の隣、大阪府羽曳野市の誉田にある応神天皇陵古墳も古市古墳群の一つであり、こちらにもコスモス畑がありますが、こちらも同じ時期に摘み取りイベントが開催されていて、去年のこの時期に、そのイベントに行ってきた帰りだという方からコスモスをいただいたこともありました。しかも、その方は毎週来られる英会話レッスン受講生の方ではなく、その日はじめて来られた宿泊ゲストさんだったので驚きました。☺ 大阪府堺市から羽曳野市の応神天皇陵までジョギングで行き、そこから当館までもジョギングで来られた男性でした。


そんな記憶もあり、すでにコスモスは出回っていないものと思っていたのでこの女性からの贈り物は驚きでした。

ところが、この女性にはもっと驚きなお話があるとのことで、熱く語ってくださいました。


この方がとあるコスモス畑でコスモスを摘んでいると、同じ年代の別の女性に声をかけられ、

「すみません、携帯電話をお持ちですか?」とのこと。

「はい…。」と答えると、

「私、携帯電話を落としてしまったようなので、私の電話番号にかけてみてもらえませんか。」

なるほど、携帯電話が近くに落ちていれば、その番号に電話すれば着信音が鳴って見つけられるというわけですね。


そこで、言われた電話番号にこの方が電話をかけてみると、そのコスモス畑で着信音は聞こえず、なんと、誰かが電話に出たのでした!😱


しかも、電話口のその人は開口一番、「誰ですか?」と言うではありませんか。

持ち主に頼まれて電話している、持ち主の方がすぐ隣にいる、と伝えると、

「今、羽曳野警察署にいます。」とその人。


なんと、コスモス畑で落としたと思っていた携帯電話は、実際には別の場所で紛失していて、それを見つけて拾った心優しい人が警察署まで届けたちょうどその時のことだったのです‼


そのコスモス畑は羽曳野警察署から目と鼻の先で、携帯電話を失くした女性は警察署まで携帯電話を取りに行くことに。別れ際に、お礼を言われたとのことでしたが、受講生のこの方はこういった様々なタイミングが折り重なるご縁を楽しく感じたと話してくださいました。☺


いいお話をありがとうございました~🌸





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