ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、アメリカ人男性が宿泊されました!日本人のガールフレンドがいるというこの男性は、彼女の就職先である鹿児島に滞在していた時期があり、その後、彼女の実家である大阪にも滞在した経歴の持ち主。
「鹿児島と大阪、どっちがより馴染みがある?」と聞いてみると、今、大阪にいるのに相反していると感じているのか、言いにくそうに「鹿児島かな。」との返答が。
「先に滞在したのが鹿児島だったんだよ。」と彼が説明します。
確かに、最初に滞在した土地にこそ愛着があるでしょうね。🍵
さらに、お酒の話になり、焼酎についての話で、彼は「日本のソジュンはあまり好きじゃない。韓国のソジュンの方が好きだ。」と言います。そこで、私が「日本のは『ソジュン』ではなく、『しょうちゅう』だよ。」と正すと、「ああ、そうだ。なにしろ、日本よりも先に韓国に行ったから、韓国のソジュンの方を先に知ったし、先に味を占めたんだよ。」と説明します。
ふむ。これも、先に知った方に愛着があるのでしょうか。焼酎に関しては、個人的に私は日本の焼酎の方が美味しいしバリエーションも豊富だと思うのですが。🍵
そんな彼は、ヨーロッパとアジアをいろいろ旅してきたようで、私がイギリスに留学していたことを知ると、「イギリスのどこに住んでいたんだ?」と聞いてくれました。
「最初はロンドンとオックスフォードの間にある、レディングという町に住んで、その後、ロンドンに引っ越したよ。『リーディング(Reading)』と書いて『レディング』と言うんだ。」と伝えると、「『リーディング(Reading)』と書いて『レディング』?」と関心を示し、すぐに彼はスマートフォンで検索しました。
そして、
「ああ、ロンドンから西へ行くんだね!バースに行ったことがあるから、そこを通ったはずだよ。」と彼が言いました。
バースとは、ロンドンから西へ行ったところにある町で、古代ローマの大浴場の跡地で有名な町で、英単語のbath(お風呂)の語源となった町です。私もイギリス在住のときに訪れたことがあり、「バースに行けば温泉に入れる!」と信じて行ってみると、大浴場の遺跡があるだけでガッカリしたのを覚えています。🥺
しかし、問題は(?)、「バースに行ったことがある」と言ったその彼の発音でした…。
彼にとっては至極自然な、アメリカの発音で ‘Bath[bæθ]’ と言ったので、イギリスの地名の「バース」には聞こえず、いわゆる英単語の ‘bath(お風呂)’ に聞こえたのでした。
それをそのまま彼に伝えると、彼は「イギリスではどう発音するんだ!?」と言うので、私がイギリス発音で ‘Bath[bɑːθ]’ と発音すると、彼は「確かにそんな感じだな!」と言いました。文面では発音の違いを表しにくいですが、添付の動画で発音の違いをご堪能下さい。👌
「それにしてもイギリスは天気が悪い。」と、アメリカ人の彼がイギリスの話をしていて事あるごとに言いました。
そこで、私は「アメリカではシアトルが一番天気が悪く、シアトルがアメリカで一番、自殺率が高いらしいね。」と、天気ネタでアメリカの話に切り替えました。
さらに、「カート・コバーンもシアトル出身だったね。」と付け足しました。
ロックバンド・ニルヴァーナのボーカリスト、カート・コバーンの死因は自殺でした。
すると、彼は「カート・コバーン?なんか、聞いたことあるな…。」と言いました。
私はアメリカ出身の彼がカート・コバーンを知らないことに驚き、「カート・コバーンを知らないの!?」と言いました。彼はその場でスマートフォンを使ってネット検索し、「おお、彼が死んだのは俺が生まれた年だ。」と言いました。だから知らないのも無理はないと言いたげです。なるほど、カート・コバーンが死んですでに30年が経つのですね…。ジェネレーション・ギャップでした~。
その他、日本と欧米の他人への接し方の違い、店員の客への接し方の違いなど、様々な事柄について彼と語り合いました。🤗
今後は、日本で語学学校に通うことも考えているそうです。🤗

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