ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、京都の大学生が宿泊に来られました!
なんと、京都市北区から自転車で来たとのことで、どんな自転車で来たのかと聞いてみると、「ママチャリ」との返答が。途中、奈良で一泊して、二日かけて大阪府藤井寺までやってきたのだそうです。
今まで当館に自転車で来られた方は何人かおられましたが、その人たちはみんな、日本国内をいろいろ巡る旅だったり西国三十三所巡りだったりと、いろいろな場所を自転車で巡る人たちでした。
しかし、今回のこの学生はそうではなく、藤井寺が目的地だったのです。
藤井寺のお寺の葛井寺は本当に千本以上の腕がある千手観音像で知られていますが、佛教大学に通う彼は卒業論文のテーマがズバリ、千手観音だそうで、その研究のためにはるばる京都からやってきたのでした!
奈良で一泊したのも、奈良県と大阪府の県境の山の上にある朝護孫子寺を訪れる目的があったからだそうで、この朝護孫子寺は聖徳太子ゆかりの地で、大きな虎の張り子が有名です。
この大学生の彼は名前に「虎」の字があるので、朝護孫子寺に親近感を覚えたことでしょう。私は名前に「隆」の字があり、同じく聖徳太子ゆかりの法隆寺には勝手な親近感を覚えます。🤗
ゲストハウス庵のラウンジでは、私が英会話レッスンも行っていることを知ったのをきっかけに、彼も英語に取り組んでいると話してくれました。
中学二年生のときに交換留学でニュージーランドへ行ったのが初めての海外だったそうで、
その次の海外滞在は、ほんの数か月前に災害ボランティアとして行ったハワイだそうです。
そのハワイ滞在期間中に、世話をしてくれた地元の男性が、普段一緒に会話していて意思疎通がとれていたのに、その男性が男性の友人と話したときに、その二人の会話が全く聞き取れなかったそうで、それに大いにショックを受けたそうです…。英語に対する自信がへし折られた感覚だったようですが、それを機に、それ以来一日も欠かさずシャドーイングやリスニングの練習をしているそうです。
仏教への関心から、タイにも行ったことがあるそうで、1週間の滞在期間中ずっとバンコクの様々な寺院を訪れてまわったそうです。
今度は、「インドに行きたいです。」と彼。
チェックアウトの朝、「今から古墳と葛井寺に行って、京都に帰ります!」と、ママチャリをこいで去っていきました。
そして、その日の夜11時12分、彼からメッセージが届き、「家に到着できました!」とありました。🤗
卒論の成功を祈ります!
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