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執筆者の写真GUEST HOUSE IOLY 庵 OSAKA

アメリカ人ゲストさんと英会話レッスン受講生とのふれあい

ゲストハウス庵(いおり)大阪 に、アメリカ人バックパッカーが宿泊されました!


東京で日本に入国した彼は、東京とその周辺の町を巡り、アニメ関連のイベントがあるということで群馬県伊勢崎市にも行ってきたそうです。

大阪でも、一番の目的は「邪神ちゃんドロップキック」というマンガ(とアニメ)のポップアップ・ショップに行くこととのことで、私はそのマンガを全く知りませんでしたが、そのイベントの場所をネット検索して、梅田のバンダイナムコで開催されていることを知り、そこまでの行き方をお伝えしました。


チェックイン時にフォームに記入してもらい、その際に彼の名前について質問しました。

というのも、今まで聞いたことのないファーストネームと、英語のそれらしからぬファミリーネームだったので、ファーストネームの読み方とファミリーネームの出自を尋ねました。すると、「スペインかどこかラテンの家系」との答えが。確かに、スペイン語にありそうな響きだと思っていましたが、今、調べてみると、スペインの北東部に同じ名前の州がありました。


チェックイン後、「手持ちが無いので近くにATMがあるコンビニエンスストアはあるか」「近くにオススメのたこ焼き屋はあるか」と聞くので、当館から歩いて2,3分のところにあるコンビニエンスストアと、その道路向かいにあるたこ焼き屋「たこダビッドソン」をご紹介しました。「たこダビッドソン」は金髪の兄ちゃんが一人で切り盛りしているたこ焼き屋で、巷ではとても人気のお店です。私の行きつけのカレー屋の兄ちゃんも、私の行きつけの美容院のお姉さんもそこの常連客だそうです。


当館に三泊四日ほど滞在された間に、当館の英会話レッスンの受講生の方々とふれあう瞬間が少しずつありました。🤗


まず、彼のチェックインのときに、中学生の双子の女の子のレッスンをしていたのですが、そのとき二人に少し英語で挨拶するよう仕向けたところ、その男性の方から英語訛りの日本語で「こんにちは!」と挨拶してくださり、それに日本語で「こんにちは!」と返したのは妹さんの方でした。

「英語で!」と僕が英語で促すと、その子は「Hello!」と言えたのですが、お姉ちゃんの方は緊張して固まっていました…。

二年前の当館での初回体験レッスンの時は妹の方が緊張して固まっていたのが逆になっていて微笑ましかったです。😇


同じ日の夜、別の小学生の女の子のレッスンをしていて、その子のお母様が当館ラウンジのソファに座っておられたところに彼が外から帰ってきて、お母様と彼とが挨拶だけ交わしたようですが、後で「アメリカから来られました」とお伝えしたところ、「どちらかというと南米の人のように見える」とお母様。

あとでそれを彼に伝えると、「そうなんだよ!」と彼。

「いわゆるアメリカ人にそう言われることはないんだけど、移民の人たちにはよく言われるんだ。」と語ります。

中南米の原住民の人たちは顔立ちがアジア人と似て見えるようね、と私が言うと、「そうなんだよ!」彼。

「日本に来て、歩いていて見かける人たちが『あ、親戚の○○に似てる!』なんてことがあるんだよ!」だそうです!

ちなみに、件のお母様はかつてハネムーンで南米を旅行したそうで、そのときの感覚によるものだったのかも知れません。ちなみに、先日当館に滞在されたアルゼンチン出身の男性とも、「ブエノスアイレスに行ったことがあります~!」と、盛り上がっていました。🤗


次の朝、70代女性の英会話レッスンをしていたときには、彼が当館ラウンジにやってきたのでお互いを紹介しました。

その後、彼は二階客室や一階洗面室などで外出の準備などをしていましたが、そのときレッスンでは、毎回のレッスンの最初にやっている単語当てクイズなるものをやっていました。

その日のレッスンでは昆虫の単語カードを元に、その昆虫を英語で表現してお互いがその昆虫を当てるというもので、受講生の女性は 'grass(草)' や 'fly(飛ぶ)' などといった単語を駆使して文にし、バッタ(grasshopper)を表現しようとしていました。

そこへ、彼がふたたびやってきて、「答えは 'seaweed(ワカメ)'だろう!」といきなり参加してきました!!どうやらレッスンのやり取りが聞こえていて、クイズをしているのが分かったようです。

しかし、「ワカメ」とは…!?🤔

「草」はその通りでしたが、アメリカ人の彼の耳にはその女性が言った 'fly' が 'fry(揚げる)' に聞こえたようで、食べ物だと思ったようでした~。

「私の発音が~!!」とその女性が崩れ落ちたのは言うまでもありません…。😭


さらに次の日の朝には、20代女性の英会話レッスンのときに彼が外へ出るタイミングだったのでお互いを紹介しました。

「レッスン受講しているということは、英語を話すの?」と彼が聞くので、

「うん、彼女はヒルトンホテルで働いているんだよ~」とご紹介。

その後、その彼と受講生の女性とで少しやり取りされましたが、彼が外へ出た後で

「彼、いくつに見える?」とレッスンの一環として英語で聞くと、

「Seventeen」との返答が。🤣

確かに、ティーンエイジャーに見えるバックパッカーでした。


初日の、チェックインを終えた直後に「どうやったらそんなに英語が話せるようになるんだい?」と私に聞いてくれたり、最終日に「昨日、天王寺あたりの本屋で英語のテキストをたくさん見かけたよ。」と話してくれました。

英語のネイティブスピーカーなのに、日本語のテキストではなく英語のテキストに関心を示しているのがやや不思議な気がしましたが、私の職業病と言えるでしょう、オススメの英語テキストとオススメの日本語テキストの両方をご紹介しました。


チェックアウトのときに、大阪からどこに行くのかと尋ねると、

「東京に戻る。あまりいろいろ見れてないからね。」との答えが。

「もっと西の方には行かないの?」と聞くと、彼の予定にはなかったようです。☕

「(まだ見どころはあるので)また来なよ」とお伝えすると、

「また来るよ。大阪、良いところだし、今度はJETプログラムで来たい。」と彼。


なるほど。


JETプログラムとは、日本の小学校や中学校、高校などで英語を教えるためのものです。

道理で英語のテキストに関心を示していたわけです。


彼が日本で英語の先生になる日が来るのでしょうか。🤗

楽しみです。

また来てね~!






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